悪いときには悪いことが重なる

先週、風水相談を受けたいということで、ある男性の方が会社まで来られました。

お母さまと自宅兼アパートでお住まいだったということですが、お母さまが突然、脳溢血で亡くなられ、ご本人も心臓の手術を受け、人生で最悪で何とか打開できないかということです。

まずは、ご本人の四柱推命で今の運勢はどうかと調べたのですが、大運で天戦地冲、今年の丙申がご本人の月柱が納音の関係になっていました。
天戦地冲は行動を起こすと悪い方向に流れが行き、納音は別れや整理を意味します。
お母さまが旅立たれたのも別れを意味していたのでしょう。

また、ご本人の五行バランスも見たのですが、火が干合して一つもない状況でした。
火がなくなると心臓や血液の病気が心配となるわけですが、心臓の手術をしたと聞いてなるほどとうなずけます。

自宅兼アパートを現地調査をしてみましたが、玄関の前に樹木があり、その樹木が視界を真っ二つに裂く頂心殺となっています。
頂心殺の影響としては、住人が心臓病になったり、交通事故の心配が出てきます。

また、アパートの各部屋のドアが建物の太極付近に集中して、かつ門冲殺となっています。この場合は頭や脳などの疾患が現れてきます。

玄空飛星で部屋のエネルギー分布を書いたところ、お母さまとご本人がいた部屋は25となっています。
2は二黒土星、5は五黄土星でどちらも凶星であり、この二つの星が組み合うと病気、トラブルなど様々な悪い現象が起きてしまいます。

とにかく、悪いことが重なっているのです。

これは早急に対策を打たないと、ご本人も更に悪化すると予想できますので、風水対策工事をご提案しました。

来年になるとご本人の年柱が天戦地冲になってしまいますので、今年中に行いましょうということになりました。
これで憂いが消えてきますので、あとはご本人の気持ちを高めていければ大丈夫かと思います。

人間だれでも、運勢が強いときには、多少風水的に悪くても跳ね返す気力がありますから、さほど心配しなくてもいいのでしょうが、悪くなってくると悪さの勢いが増してくるものです。

その勢いを止めてあげるのが風水でもあります。その建物自体も風水の観点で言うと生きているわけですから、人と建物を調節しなくてはならないのです。


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