昨年から風水墓造営のためにクライアントに依頼されていましたが、墓地購入も終わり、いよいよ墓碑建立となりました。
場所は青森県弘前市にある某所ですが、目の前に霊山・岩木山が見える素晴らしい好立地にあるます。
巒頭(らんとう)風水からの分析
ここの場所は、奥羽山脈の八甲田山系からの龍脈に通じて、陰生気を受けた風水吉地となり、写真では見えませんが、岩木山の手前に荒神山が案山となり、岩木山を朝山(ちょうざん)として臨む吉地となります。朝山とは墓向から眺めることが出来る遠景の山のことですが、この朝山がお墓に対して美しく雄大であればあるほど風水の効果が得られることになります。
朝山の形状にも様々な種類があり、岩木山は「冠蓋(かんがい)」という形状にあたり、富貴栄達を成すと言われます。
理気(りき)風水からの分析
風水では、方位によって吉凶があり、吉方位に墓碑を向けることが重要となります。
今回は玄空大卦法という技術を使って建立することになります。
玄空大卦法は、方位を64方位に分けて、さらに384方位(各方位0.875度)の精緻な方位に向けて、子孫繁栄となる手法です。
上の図面を見てもらえると、墓石が約4.5度傾けているのがわかると思います。坐を山澤損にすると6水、卦運九となります。お墓に眠る先祖と吉関係になり、かつ、卦運が九の旺運となり、どの時代にも旺氣がある大変良い卦運になります。
さらに先ほど書いたように384方位の0.875度の中に墓石が入るように設定します。
このように風水墓の計画を立てて、石材業者と事前に打合せをして、今回の工事着手となりました。
もちろん、吉日時を選んでの着手です。
工事着手
墓石の重さは450キロあるため、とても人力で運ぶことは無理なのでクレーンで運びます。
おおよその向きにクレーンで運び、次は384方位に向けるために、墓石用のハンマーで少しずつ向きを調整していきます。
ここの作業は山場となるわけですが、石材業者と協力作業で、何度もハンマーでひと叩き、ふた叩きしていくので、緊張感が漂います。
何度もハンマーで調整、羅盤で確認して、ようやく0.875度の中に収めることができました。
全員一同、ほっとする瞬間です。
水口を設ける
玄空大卦法では、お墓から見てどの方位に河川があるかで財運を得るかどうかを判断します。
水の方位が大変重要で、墓所内に水の流れを人工的に作ることで財運を得る技術があります。
玄空大卦法では、墓向と吉関係の方位に水口を作ると財運が高まります。
墓向によってそれぞれ方位が変わるのですが、今回の墓向は山水蒙という方位(5.625度)が該当します。
完成
無事に完成しました。
立ち合ったクライアント、ご家族の皆様も喜んでいただきました。
ありがとうございます。
風水師も多くいる中で、お墓の風水(陰宅風水)を手掛ける人は、なかなかいませんが、陰宅こそ風水の真骨頂といえます。
家系繁栄を願って、風水墓建立されることを検討されている方はご相談いただけたらと思います。
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