先日、一戸建て住宅をフルリノベーションして風水住宅を工事している現場に行ってきました。
この建物は、築年数が相当経っており、耐震基準がクリアしていなかったので、耐震補強も合わせての工事です。
在来工法での木造住宅の場合、柱の間に「筋かい」という×状に入れることで地震に耐えられるようにします。
この補強材は材木や金属を使うことになるのですが、今回はステンレス製を使っています。
なぜ鉄(スチール)製の筋かいを使わないかと言うと、風水住宅だからです。
風水住宅で一番重要なことは、周辺の磁気が狂うことなく住宅を作ることです。
鉄は磁気を帯びており、この鉄が原因で磁気が狂うことがよくあります。
コンパスに磁石を近づけると、コンパスの針が動いてしまって、本来の南北を指さないことは皆さんご存知かと思います。
風水は、自然の気と調和させることが必要なため、自然とは違う気が入ると磁場が狂うことになり、本来の自然パワーを得ることができない住宅となってしまっては意味がなくなってしまうのです。
磁場の狂い、特に電磁波の影響は健康にも及ぼすことになるので、気を使いたいところです。
そのため、鉄は帯磁しているため細心の注意が必要となってくるのです。
そこで、鉄を使うのをやめてステンレス製の筋かいを入れたというのが、今回の風水住宅です。
ステンレスは、鉄とは違ってほとんど帯磁しない物質なので、磁気が狂うことがありません。
少し材料代が割高になってしまいますが、これなら安心です。
また、玄関エリアも磁気の影響を受けないようにしなければならないのですが、木造住宅は鉄筋コンクリート造の建物よりは、影響は少ないです。
しかし、それでも玄関の近くに電線が集中していたり、インターフォンが近くにあったりすると電磁波の影響で磁気が狂うことがよくあります。
インターフォンから電磁波が出るので、気の入り口である玄関の磁気が狂うことがあります。
これも、電磁波対策のために支柱型インターフォンで玄関から離れた場所に設置すれば電磁波の影響はなくなります。
また、集中する電線も多量の電磁波を発するので、玄関廻りに集中するときは対策を施さなければなりません。
写真でもわかりますが、家の中は電線が走り回っていて電磁波だらけになります。
壁で隠れてしまうので、わからないのですが、実際はこんな状態です。
この対策方法としては、束になっている電線をアルミ箔を巻き付けるか、アルミ管の中に電線を入れて通すことができれば、かなりの効果が期待できます。
実際の工事において、対策工事をすることはなかなか難しいこともありますが、協力的な工事業者ならば色々とアイデアを出してくれます。
風水について理解ある工事業者を選ぶことが、高性能・風水住宅を作るうえで、第一歩になるのではないでしょうか。
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