庭園に井戸を掘り、そこから湧き出た水を来水とし、3つの池を作り、最終的に敷地外の水路へ去水をするという計画です。
風水では、来水・去水と言って河川の流れがどの方位から流れてくるのか(来水)、最終的にどの方位に流れ去っていくのか(去水)で、家系の繁栄が決まるというくらい非常に大切なものです。
それを今回は、人工的に来水と去水を造るという高度な技術を要します。
風水の各流派でも来水・去水の水法はあるのですが、今回は玄空大卦法という三元派の技術を持って計画することになります。
玄空大卦法の特徴は、方位360度を64方位(各5.625度)に分けて吉凶があり、その64方位の中から各方位を見つけ出すというものですが、5.625度で見つけていくので、精緻な方位を決定するのは大変困難の技術になります。
そのため、測量用器具であるトランシットを持っていき、正確に方位度数を見ながらポイントを見つけていきます。
敷地の中には神木と言われる貴重な木があり、これを来龍と見なして乾山乾向という三元不敗格の風水庭園を作り上げる最初の大事な作業となります。
基準となる神木を0基準として、井戸と最終水路排水口が吉となる太極ポイントを慎重に探し出していきます。
最終水路排水口も無事に吉ポイントに入れることができました。
測量用器具を持って行ったため、大変スムーズに作業することができました。
そうは言っても午前中から始めて終わったのは夕方でした。
最終的に太極ポイントに糸と杭を打って、いつでもわかるようにしておきます。
さて、次の日は風水による気場改良工事で大量の炭、水晶、風水宝を太極ポイントに埋めてイヤシロチ化にして聖地にする作業です。
ユンボで1.2メートル、深さ1.2メートルに掘削して、その中に炭、水晶、風水宝を埋めていきます。
クライアントは神主の資格を持っており、詔を上げて約200神の神々に守られる土地となっています。
最後は、土の埋め戻しをして、塩で浄化して終了です。
風水住宅を作る際の気場改良工事は何度も経験していたのですが、庭園を龍穴造作法を用いて、さらにイヤシロチ化することは初めての経験であったため、自分自身貴重な経験とノウハウを得ることができました。
今後の風水に係る仕事に役立てていきたいと思います。
今後は、井戸掘削、庭園デザイナーと打合せを進めてグランドデザイン作成、工事着手となります。
聖地化された庭園ができあがることが楽しみです。
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