家って生きてますか?それとも死んでいますか?

風水
昨日は、新築の風水調査をしてほしいと依頼をされて、世田谷区のある街まで行ってきました。

こじんまりとした街ですが、活気が溢れていい場所ですね!

現場は駅から歩いて数分程度の閑静な住宅街です。

まだ工事途中で、大工さんや外構の職人さんが一生懸命仕事をして住宅を作っています。

早速、大工の棟梁に家の中に入ることを許可を得て入ります。

工事途中においては、大工の棟梁がトップです。
これは昔からそうなんですが、木造住宅においては棟梁が現場を仕切っており、棟梁に嫌われたら何もできなくなります。それだけ棟梁というのは、一目置かれた存在です。

昔、私も建築の職人も経験しましたので、棟梁の指示に従うというのは業界の常識なんですね。

とまあそういうわけで、棟梁の了解を得て工事の邪魔にならないようにしながら、玄関の氣口方位や家から見える周辺環境をつぶさに調査していました。

「今日は何の調査かい?」
とさきほどの棟梁が尋ねてくるので、

「風水の調査ですよ。これからご家族が幸せになれるよう調べているんです。」

「はあ?黄色がなんたらの風水?」


(ん~、また始まった。風水の間違った理解がこの棟梁にも及んでいる。他の業界の人間ならまだしも建築に携わる者がこれじゃあ困るな~)と思いつつ、

「いやいや、風水ってそんな簡単なことじゃないんですよ。色んな技術を家の中に施していくんです。」

棟梁に説明しながら、そう言えば自分も過去は風水なんてそんなものと思っていたなと振りかえつつ、しかし、同じ建築業界同士として、少し情けなくも感じます。

昔から、建築に従事するものは、土用の時期に着工してはいけないとか色んなことが語り継がれてきたのです。もちろん、家相や風水の大切さも。

それを現場を取り仕切る棟梁が知識や理解がないのは残念なことです。昔は棟梁が真っ先に気にしていたものです。
どこの業界もそうなのでしょうが、昔から語られてきた大切なことが廃れていくのでしょう。

「へ~、それで開運できたらいいやね~」・・半分嫌味気味の棟梁

(まあ、いつもの反応だな)と思いつつ、にっこり笑いながら、

「そうなんですよ!風水は大切ですよね。運勢がいい時は家が応援するし、悪い時は守ってくれるんだからありがたいことです!」

「建物も家族と生きてくれているということは、棟梁もご存知でしょう?」


棟梁、私の言葉を聞いてはっと気づいたのか、それきり黙ってしまって私への嫌味はすっかりなくなってしまいました。
まさか建築を携わる人が、
「建物は生きてなんかいないよ!ましてや家が家族を守るはずがない!」
なんて口が裂けても言えません。

おかげさまで、つぶさに調査できました。
ありがとうございました。

土地や建物を扱う風水を、一般の方に理解してもらうときによく説明するのですが、
「太陽や地球は生きていると思いますか?それとも死んでいると思いますか?」
と聞きます。

生きているとか死んでいるの表現がおかしいなら、動いてますか?それとも止まっていますか?と聞きます。

そうすると誰もが
「動いている!」
とお答えします。

そうですね!動いて変化してますよね。
その自然法則の中で人間も建物も動いているんです。
例えば、誰も住まなくなってしまった家はあっという間に息をしなくなり廃屋となって生気がなくなります。




逆に人が住んで綺麗にしている家は大きく呼吸をして、家族に力を与えます。


家って人と同調するんですね。だから自分の家を可愛がってあげることが必要なのです。

家族を応援し、守ってくれるんですからね!家も一緒に生きているのです!

ご相談承ります。

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