お墓は重要!
先日、セミナーで【相続とお墓の関係が子孫の福禄寿につながる!】という演題で話をしましたので、一部ですがその内容を書きたいと思います。風水で言う氣は?
風水では氣には天の氣、地の氣、人の氣があると考えます。・天の氣は、天文から生じる氣
・地の氣は、地球から生じる氣➡ここをメインに風水で判断していく
・人の氣は、人が持つ氣
となりますが、この3つの氣は同じ氣から出来ていると考えます。なので人が福禄寿を求めるには天地人の氣が調和させることが重要だと考えます。
それでは、「氣とは何か?」「いつからあるのか?」ということになります。
上の図を参考にして書き進めます。
元々宇宙が出来る前は何だったのでしょう。
風水思想では、虚無、道(タオ)が宇宙が出来る前に存在していたと考えます。
しかし、虚無は【何もない】という状態ではなく、氣が存在していて、無限の運動(波動)があったわけです。
古代中国の宇宙観は「天人合一」と言って、天と人は同じ氣であるという文章が秦・漢時代の文献『呂氏春秋』『春秋繁露』に出てきます。
無限の波動をしている氣は、科学が量子を発見する前はよくわからない存在だったのですが、実は風水史では2000年前から知っていたことになり、現代の科学で少しずつ解明されつつあります。
氣=量子なのか?
それは量子の発見です。以前は世の中で一番小さい物質は原子と言われていましたが、それよりも小さい物質が存在していることがわかってきました。
それがクォークやニュートリノと言われる素粒子は量子だとも言われますが、量子の特徴は、波でもあり粒でもあるというものです。
しかも「二重スリット実験」で、まるで意識をもったかのような動きをするということが知られています。
この実験を簡単に言うと、量子を銃で撃つと観測していない場合、波の状態になり多方面に散らばって壁に当たります。
それでは観測しようとカメラやセンサーを置くと何故か粒の動きになって壁に当たるという実験で、最も美しい実験と評されています。
しかし、何故量子がこのように意識(氣)を持つかのような動きをするのかは科学的には解明されていません。
「波は状態であり波動する」「粒は物体である」という二つの性質を併せ持ったものなのですが、これが氣の正体であると古代の風水思想は発見したわけです。
それが宇宙が出来る前に無限の運動をしていて、衝突した結果、ビッグバンが起こり宇宙が出来上がったという流れです。
この宇宙が出来上がった瞬間に太極という状態が発生したのですが、このときに陰陽に分かれました。
陰陽の代表といえば人間は男性(陽)、女性(陰)というとわかりやすいでしょう。
太極発生後に五行(木火土金水)の氣に分かれ、さらに様々な氣が発生していきます。
様々な氣とはどんなもの?
皆さんが普段何気に使う言葉です。
元気、病気、活気、陽気、陰気、強気、弱気、生気、殺気、電気、天気、人気、不景気・・・
数えだしたらキリがないほどありますね。
この様々な氣は自然の状態で変わりますし、人の心の状態でも氣は変わります。調子がいいと強気になるけれども、一旦落ち込むと弱気になるというのは誰でもわかります。
世の中は氣で出来ていると言っていいのでしょうが、これが古代の風水思想です。
氣(量子)が集まった結果、今の世界がある!
この氣(量子)は、凝縮されて集まった状態になると物質となり物体となっていきます。それが大きくなると人間も見えてくるので、それは何であるかが理解できてきます。大きな話で言えば、氣(量子)が作った宇宙に、氣が集まって様々な星を生み、地球を含む太陽系も氣が集まって出来上がったということになります。
天の氣が作った地球➡地の氣を持つ地球が作った自然➡自然には氣が存在する
地球で生まれた氣を持ったすべてのもの。
もちろん人間もその一つで、氣を持ちます。
そして不思議なことに、宇宙のような心(意識)を人間は持っています。
それは物体ではない不思議な存在である心。
心はその気になれば無限な広がりを持つことができます。
無限の氣を本来人間は持っています。
骨が子孫に幸せを与える
そんな人間もいずれ死を迎えるのですが、人は死ぬと筋肉や血はなくなっていきます。残るのは【骨】だけが地球に残ります。人間の一番氣が凝縮したものが【骨】ということになり、この【骨】が子孫の福禄寿に影響することになります。
祖先の氣と子孫の氣が同じ氣であるということが重要です。
上の図の樹木で例えると、枝や葉が子孫にあたり、根が祖先にあたります。
同じ樹木であるということです。
子孫が福禄寿を得るには、同じ氣を持つ祖先が快適な場所で眠ること必要になります。
万一、不快な場所にいると、嫌だと思う氣は子孫に伝わり悪影響を及ぼすことになります。
快適な場所にいると祖先は気持ちよく子孫に福禄寿を与え続けます。
これを【感応】と言います。
子孫の繁栄や幸せを望むのあれば、根が良い土の場所にないと意味がないということです。
悪い土にあると、枝や葉は枯れてしまうのは自然の法則です。
そういった理由で、風水的に地の氣が素晴らしい場所で眠ることが重要なので、お墓の造営には大変気をつけなければいけないと言うことになります。
人が住む住宅ならば引っ越しすれば改善できますが、お墓は不快だからといって引っ越しすることはできません。
永遠に眠る場所なので、かつ子孫の幸せにもかかわることですから、大変重要なことだと風水では考えます。
子供たちが争いや災いに遭わないように
子供たちが福禄寿を叶えるために
親の想いをつなげるために
お墓を吉墓にすることが重要!だと理解してもらえたかと思います。
株式会社パルナスのHPもご覧ください。
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