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風水と言っても、人それぞれに対処は違います!
しかしながら、風水はそんな簡単なことではなく、実は大変奥深い理論から出来上がっているのです。
かくいう私も、風水を会得する以前は、風水なんて色や方位だけを何の根拠もなく言って人を惑わす迷信みたいなものと、勝手に決めつけていたのです。
私は不動産・建築を主業としているのですが、お客様の中には家相や吉日、風水を大切にする方もいて、風水の知識がなければ話にならないこともあったため、習得を始めたというのも、私が風水を会得した理由のひとつでもあるのです。
そこで知ったことは、風水は「西に黄色」という簡単なことではないということだったのです。万人に共通する開運方法も確かにありますが、人は世界に同じ人はいないのと同じく、各個人によって、開運方法は違うということです。
医者が同じ病気でも患者によって医療方法が違うのと一緒で、風水師も人と家を判断していきますので、風水住宅を作るときも、結果的には違う間取りになることは多々あるということを知ってもらいたいものです。
そこで、今日は究極の風水で自分に一番最適な間取りはどうするかという技の一例を説明していきます。
これを読むと、「あ~、風水って色々な角度から判断しておこなう総合格闘技のようなものだ!」ということがわかるかと思います。
人それぞれですから、決して皆さんがこれを行っても効果があるわけではないので注意してください。
事例:Aさん(女性)のケース
この住宅を設計企画して、Aさんの寝室をどこにするかという打ち合わせになりました。
今回の風水住宅は、玄空飛星(フライングスター)風水と言って、世界的にも有名な風水師が駆使するハイパー風水の奥技を使っての住宅です。
図面を見てもらえればわかるかと思いますが、2つの寝室が候補となっています。
① 1・4の部屋
ただし、Aさんは主婦のため恋愛運を高めてしまうと浮気にもつながりかねませんから、少し注意です。独身の人なら是非使いたいところです。
また寝室を考える場合、左側の数字を重視しなければなりません。左側の1は一白水星のことであり、吉星となります。
ということは、寝室としては、吉方位に当たることになります。
② 9・3の部屋
Aさんはまだ、子供を授かっていませんので、子宝に恵まれる可能性が出てきます。
また、さきほどと同じように左側の数字を注目しなければなりません。左側の数字は9の九紫火星があります。
この9は、2024年から20年間に渡り、一番光り輝く星となって、様々な恩恵をもたらしてくれる星となります。
ということは、この部屋も吉方位なので、使いたい部屋と判断できるのです。
ここで終わりではありません!
「どちらでも吉方位になるので、お好きな方を選んでください。」と言う風水師もいるかもしれません。
二つの部屋の分析をしてみると、確かにどちらも開運が望める部屋のように思えます。
いくら部屋が一般的に吉星とはいえ、Aさんにとってみたら吉星なのでしょうか?
私はさらに分析を進めて、Aさんにとって、どちらがより最適な部屋かを診断していきます。
いよいよ占いの帝王・四柱推命の登場!
「え~?四柱推命って運気を調べるだけの占いじゃないの?四柱推命と風水住宅がミックスされるなんて初めて聞いた。」そんな声が聞こえてきそうです。
答えは、もちろん融合して風水住宅を作ります。
ここまで考えないと「なんちゃって風水」で終わってしまいます。
究極の風水技には四柱推命は重要なカギとなります。
四柱推命の簡単な説明をすると、風水と同じく五行理論(木火土金水)を基にしており、万物はすべてこの5つのエレメントに分けることができるのです。
人間ももちろん、宇宙万物の創造物ですから、この5つのエレメントに分けられます。
分け方としては、生まれた年月日時をそれぞれ十干と十二支に分けて8つのエレメントが導き出されます。
文字で書くと分かりにくいかと思いますので図を見てください。
この図を見てみると、Aさんは「火」の人ということになります。
そこにどのような五行がAさんの廻りに生まれ持って、どういう相関関係になっているかを見るのです。
そうすると、「水」が大変多いのがわかるかと思います。
「水」と「火」は戦い傷つけあう関係となります。
ということは、Aさんは「火」の人なのですが、「水」の勢力が強く、Aさんの「火」を消え去るような勢いです。
いわば多勢に無勢という状態です。
これだけ「水」が多いと、身体が水浸しの状態にあるようなもので、子宮が弱くなったり腎臓系の病気になりやすい憂いがあります。
そのことをAさんから話を聞くと、幼少時代から子宮の病気を持っているとのことで、やはり四柱推命の運勢通りのことが起きていることが分かります。
このままだとAさんは、例えば一白水星の年(ちなみに今年は一白水星の年です)が巡ってくると、より攻撃が強くなり傷つけてしまい、Aさんの「火」は消えてしまいます。
Aさんにとっての救世星は、間違いなく、ずぶ濡れの「水」を乾かしてくれる「火」の九紫火星だと診断します。
Aさんを助ける部屋はどちらでしょう?
どちらがAさんにとってベストな部屋となるでしょう?
しかし、①の部屋は1の一白水星でエレメントは「水」ですね。
もう一方の部屋は9の九紫火星でエレメントは「火」ですね。
Aさんにとって、一白水星は一般的に吉星と言えますが、Aさんを応援する星ではありません。もうすでにAさんは「水」がありすぎて、これ以上は「水」は必要ないのですから。
一方の九紫火星の「火」はAさんを助けてくれる貴重な星です。
これで部屋はどちらにするかは完全に決定できます。
もちろん②の部屋です。
さらに、ベッドの位置も図のようにすることで、9を坐にすることで「火」のサポートを受けることができます。
これだけの「火」が集まってくれると、かなり「水」との戦いにも十分に対応できるようになります。
いかがでしょうか?
四柱推命を知らなかったら、①の部屋を推薦するかもしれません。
「あれ、おかしいな?吉方位の部屋で寝ているのに、体の調子がすぐれない。」
そんなこともあり得るのですから、慎重に判断しなくてはなりません。
風水は様々な角度から見て総合的に判断していくことが大切です。
今回の記事は風水技術の一例ですが、簡単な「西に黄色」ではなく、あらゆる技を駆使しなくてはならない総合格闘技だということがご理解いただけましたでしょうか?
このように風水住宅を作りこんでいけば、世界にあなただけが使えるオーダーメイド住宅が出来上がり、あなたを守ってくれることでしょう。
住宅選び、新築設計、リフォームなど重要な出来事がありましたら、是非、ご相談ください。
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