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風水マンション探しでボツになった物件②

風水マンションを探す!

 
今年に入ってから、有名なスポーツ選手から風水マンションを探して欲しいとの依頼があり、東京都心の住宅を探しています。

条件としては、セキュリティがしっかりしたコンシェルジュ付きマンションで、広いリビングを希望しています。

そうなると、高級マンションに限られてくるのですが、最近は高級向けに作られたマンションも多く供給されてきていますので、以前ほど数が少なくて探すのに苦労するということは少なくなりました。

風水マンションを探すということなので、当然今年の凶方位を避けなけれればなりません。

今の住宅から引っ越し先が凶方位である北の五黄殺、南の暗剣殺、東南東の歳破は行くべきではありません。

そして、住宅そのものにも今年の凶方位がありますので、住宅の坐(背中側)は北、南、東南東を持つマンションも避けなければいけないのです。

このことを踏まえながらマンションを探すことになります。
 

物件を現地調査

その中で、候補に挙がった物件を内見してきました。
まずは、図面を見てください。
 
このマンションは90㎡を超え、リビングも22帖もあって大変広い住宅です。

このマンションは玄関は内廊下になって、反対のバルコニー側は、大変眺望も良いのでバルコニー側が気の入口だと判断できます。

そしてバルコニーは西北を向いていることになり、羅盤で現地を図ると辰山戌向の住宅でした。

住宅の気の分布図である玄空飛星チャートで見ると、玄関は向星8(八白土星)が入り非常に良い気が玄関から入ってきます。

寝室は、坐星9の九紫火星があり、これもまた吉星があるので、健康や精神ともに安定します。

リビングは向星3(三碧木星)で小凶なのが少し気になりますが、1の吉星との組み合わせであるため、それほど悪さをすることはないと判断できます。
 
 
ここまでの調査では、風水マンションとしてお勧め出来るかなと考えていたのです。

しかし、さきほども書きましたが、今年の東南東は歳破という凶方位で、実はこのマンションは歳破を背中にするマンションだと判明しました。

本来ならば、今年でなければ大変良い住宅なのですが、今年に限って言えば避けたいマンションだったわけです。
 

さらに重大なことを発見!

GOを出すか、NGにするか一瞬迷ったのも事実なのですが、次の瞬間、バルコニーから見える風景を見て、これはやはりNGだと確信しました。

下の写真をご覧ください。

リビングから見える光景です。
 
 
風水は、時間と方位による吉凶を考える理気風水という世界と、自然や人工物の形状が発する気のエネルギーの吉凶を考える巒頭(らんとう)風水の世界があります。

例えばとがったもの(例えばペンの先や刃物を自分に向ける)を見つめていると、だんだん気分が悪くなります。

これは、ペン先や刃物の形状が発するエネルギーが存在して、人間にとって悪いエネルギーとなります。これを殺気と言います。

風水では、自然物や人工物の形が人間に気というエネルギーを飛ばしており、良いエネルギーもあれば悪いエネルギーもあると考えます。
 
そして今回のマンションで見た光景はこうだったのです。

目の前に大きなビル(最近竣工した有名なビル)が斜めから見えています。

ちょうど斜めの角の大きなエネルギーがこちらに向けて発せられています。

まるで大きな斧の刃先がこちらに向けて降りかかっているような状態です。

これを風水では稜角殺と言われる殺気のひとつで、恐怖感や不安感を増長して健康被害をもたらすといわれる殺気です。
このビルそのものが悪い訳ではありません。

たまたまリビングから見える光景が殺気を生じているのですから、他の住戸ならばセーフということもありえます。

しかし今回については、殺気がさきほど少し不安に思った向星3の凶星があるリビングに向かっていたのです。

殺気と殺気が重なりあうとエネルギーも強くなってきます。
これを見た瞬間に私の迷いは完全になくなりました。

「このマンションは残念ながらNGにして、次を探していきましょう!」

クライアントも快く了承してくれました。

成功のカギを握る風水住宅選定にはクライアントも私も真剣かつ必死です。

住宅を探している方は是非、参考にしてください。
 
 

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