毎年、日本でも多くのベンチャー企業が誕生しています。
ある程度、社会経験と人脈を活かして起業する人もいれば、学生時代に起業したりと、様々な形で誕生しています。
昔に比べると、資金調達もバラエティに富み、そういったことを考えればベンチャーを立ち上げやすい環境になりました。
しかし、実際にベンチャーを立ち上げてどれくらい生き残っているかかが問題です。
華々しく立ち上げ、一時は脚光を浴びたりして勢いのあった会社が最後はひっそりとたたんでしまう会社がやはりあります。
たたむだけならいいですが、経営者は多額の負債を抱え、自己破産をせざるを得ないことになります。
データによると、100社が設立しての生存率は、
5年後 14.8% 約15社
10年後 6.3% 約6社
となっています。
10年後にはわずか6社しかいないのです。
あとの94社は破産したり、吸収されたりで生き残っていないんですね。
倒産の原因はいろいろなことが挙げられます。
①時流に沿った事業を行っていない
②顧客に向いてもらう努力をしていない
③不効率、無駄が多い、コスト感覚がない
④人材教育に力に入れず、人が育たない
⑤社内の人間関係が悪い
⑥会社が成長することよりも、自分の保身ばかり考える人間が多い
⑦社長を筆頭に幹部に経営感覚が劣っている
⑧社長自身がビジョンを失ってしまい、やる気がもうない
ダメな理由を上げたらキリがないほどたくさんあります。
倒産するには、やはりそれなりの理由が確かにあり、倒産したくなければ、ひとつひとつ丁寧に改善・改革を進めなければ生き残っていけないわけです。
しかし、ここで皆さん、疑問が浮かんできませんか?
このつぶれた会社94社は全部ダメダメの会社だったのでしょうか?
一生懸命、生きようと努力してきた会社だって多くあったのではないでしょうか?
そんなに社長は能力もやる気もなかったのでしょうか?
生き残って成功したと言われる会社の社長とそれほど決定的な差があったのでしょうか?
もちろん、成功社長は努力しているのですから、誰にでも公平に与えられる1日24時間を無駄にせず過ごしています。だから結果として成功の道を歩めていきます。
ここで考えてほしいのですが、かたや倒産社長がまともな経営もせず、遊びほうけていたのなら差が付くのは当然です。
しかし、中には成功社長と同じくらい、いやもしかしたらそれ以上に努力していた人もいるのです。
しかし、結果は倒産のあげくに自己破産して、身ぐるみ剥がされて追い出されてしまいました。
変だとは思いませんか?同じように努力しているのです。
私も多くの成功社長と会って話したのですが、成功の理由は色々あるけれど、運が良かったと言う社長が多いのです。
逆に倒産社長に失敗した理由を聞くと、運に見放されてあがいても浮上できなかったと言う人もいました。
「やっぱり!」
運は重要なんですね。
努力するのは当たり前ですが、努力だけでは成功する条件とはなりません。
それだったら94社も失敗するとは思えないですからね。
そこには目に見えませんが、重要なものが成功者に付いてくれているわけです。
それが「運」です。
「運」にも先天運、後天運があります。
先天運は、その人の先祖の功徳のおかげで守ってくれていたり、誕生した年月日時が四柱推命的に守ってくれる時刻に生まれ、生まれながらに運がいいことなどです。
後天運は、四柱推命でわかる天命を理解して、逆有効活用して運気を上げていく。
風水で自宅を調節して運気がいい時にはさらに上昇気流に乗せる、逆に運気が悪いときには、それ以上落ち込んでいかないように防御するなどです。
このように運をコントロールするだけで、努力したことは結果として評価されていきます。
私も多くの人の四柱推命を見てきましたが、天性的に運がよい人はあまりいません。
ほとんどがどちらかというと悪い人が多いですね。
それでも、上手く切り抜けた人は、たまたま運気が高いときに成功していたというのは読み取れます。
ということは、運をコントロールしてしまえばいいという結論にいたります。
それは四柱推命でわかります。
どの時期に運気が上がるか、どの時期に運気が下がるかを知って、前進したり、防御したりすれば、成功していくのですね。
自分の天命を知って、上手に運をコントロールしましょう!