前回、途中までSMAPの中居君とキムタクを四柱推命で説明しましたが、いよいよ二人の違いを説明していきます。
二人を囲む環境は、四柱推命の観点から読み取っても、身内の問題を抱えてしまう運勢の時期にあると、前回にお話ししました。
同じ運勢を持っていたのに、なぜ中居君は独立を選び、キムタクは残留を決めたのかを説明します。
「なるほど!」と、四柱推命の醍醐味を知ってもらえると思います。
キムタク 1972年11月13日生まれ・43歳
それでは、キムタクの干支を見てみましょう。
1972年 壬子の年(水と水)
8月 辛亥の月(金と水)
13日 戊申の日(土と金)
10年大運 乙卯(木と木)
今年立春まで 乙未(木と火)
まず、キムタクの月干支をみてください。月干支の位置は、「流れを意味する」と中居君のところでも説明しましたよね。
「流れ」とは家系の流れとか具体的な行動方法を指します。家系というと、自分の家族を指しますが、自分の属する組織にも当てはめることができます。
キムタクの「月干支は亥」ですね。まず、これを頭に入れてください。
次に注目してもらいたいところは、「大運の卯」と「今年の未」です。
「亥・卯・未」がキムタクを囲んでいますね。その囲った位置が「流れや行動・方法」を示す月干支で揃ったということです。
実は、四柱推命では、「亥・卯・未」というのは三合木局と言って、3つの支が揃うと、手を取り合って結びつく、大変強い関係になると言われています。そして、その3つの支の中でも「卯」が格段に強くなります。
それでは、この「卯」はキムタクにとって何だったのでしょう?
キムタクにとって、四柱推命で説明すると「卯は正官という星」にあたります。
「正官」は、信用、責任、組織を守るために戦う勇気などを意味します。
ということは、この時期は大変、「正官」の心が強い時期であったのですね。そんな心持の中、中居君と同じように仲間うちのトラブルが起こってしまったのです。
中居君は、前回説明したように、新しい出発をしたいという運勢的な時期にあり、独立を選んだのですが、残念ながら思い通りにならない星がたまたまこの年にあって、うまく行かなかったのです。
一方、キムタクの場合、「正官」という星がこの時期に巡ってきており、その影響で会社を守るために立ち上がり、SMAPを守りたいと思ったのです。
まさに強くなった「正官」の象意が、キムタクの心の中で、「SMAPの危機を乗り越えなければならない。お世話になった組織(ジャニーズ事務所)を辞めることは信用問題につながる。」と思わせたのでしょう。
もちろん、奥さんの工藤静香さんとかお世話になった関係者とも相談したことでしょう。最終的には、キムタクは残留することを選び、分裂しそうなSMAPをもう一度元に戻そうと戦ったのではないかと思います。
その結果、解散することなく、収まった訳ですが、その時のキムタクの心持が、四柱推命で読み解くことができます。
これは、たまたま運勢的にそういう気持ちが高まる時期であったので、キムタクが良くて中居君が悪いという判断はできません。
もしかしたら、時期が変われば運勢も変わって、反対の立場になっている可能性もあるのですから。
それほど、運勢というのは人の人生に影響を与えます。
運勢を知り、いつ動くべきか、いつ控えめにしておくべきかを知っていれば、成功や失敗をコントロールできるようになります。
いわゆる「運」の管理をするということですね。
そう言えば、私が尊敬する一代で上場企業を作り上げた方が、「成功を導くには運の管理が必要だよ。」とおっしゃっていました。
まったくその通りだなと思います。
経営サポート、不動産・建築・リフォームを通じて風水プロデュース、インテリアデザインを皆様に提供していますが、四柱推命でもクライアントの運勢を見て、いつどのように行動を決定していけばいいのかもご提案を差し上げます。
是非、お気軽にお問い合わせください。
「運」をコントロールしましょう。