風水と宇宙

風水
私が風水を学び始めたころ、風水ってなんて奥が深いのだろうと思ったわけでした。
当初、風水なんて「西に黄色」なんて薄っぺらい占いとしか認識がなく、馬鹿にしてたんですよね。

それで、真面目に勉強してみると、これは深い!と思わざるえないようになりました。

じゃあどこがそんなに深いの?と思う方もおられるでしょうから、最初の簡単なことを説明してみます。


これは太陽を回る地球ですが、見たことはあるかと思います。
地球は1年を通じて一周するのですが、一番寒い陰の時が冬至(12月22日頃)、一番暑い陽の時が夏至(6月22日頃)、そして陰陽が同じ時が春分と秋分となるわけですね。





そして地球は約23.4度、地軸が傾いていますね。決して真っすぐではないのです。まっすぐだったら一年間陰陽が同じなので、昼と夜も同じ時間になるでしょうし、季節の移り変わりというものもないのです。

この傾きがあるから、12月22日頃が冬至となって夜が一番長い日となり、陰が極まるときとなるのです。1年は365日なので1日が約1度です。12月1日を基準にすると、22日だと約22度の傾きですから、ほぼ地球の地軸の傾きと同じになります。

それを基準として一月を丑月、二月を寅月など十二支に当てはめました。そして2月4日頃の陰陽の分かれ目を立春として考えたのですね。

暦の歴史は深く、3000年前から利用されていました。科学などまだ発達していない時代にすでに太陽、地球、月などの天体の動きを知っていたわけです。

そして、昔の賢人はこの宇宙、自然のパワーを知り、そのパワーで生かされているもの全て、もちろん人間も影響を受けると知ったわけです。

四柱推命で運勢を見るとき、


地球の公転と自転の関係を重視します。
それは、人間も地球の公転と自転と同じ法則のもとで生きていると考えたのです。
例えば一年の中で、冬生まれの人は陰や水の天命を持ち、夏生まれの人は陽や火の天命を持ちます。公転の影響を受けます。

また、1日の中で、昼に生まれた人は陽で木や火の天命を持ち、夜に生まれた人は陰や水の天命を持って生まれたわけです。ここは自転の影響を受けます。

それを細かく分析していくと、季節はいつで、太陽と地球の位置はどこかで、その関係しながら何時に生まれたのかを知ることで人の天命が決まってくるのですね。

ということは、人はそれぞれ天命の特徴があるわけですから、その特徴を十分に活かすことが出来るように考えられたのが風水思想の原点です。

自宅を自分の持つ特徴と違う風水調節をしてしまうと、何もサポートしてくれません。
生まれ持った天命に合わせて間取りやデザインを作って初めて、風水パワーが発揮されます。
そういうところまで考えて、風水住宅を作らなければ意味がないということです。

地球の公転と自転の関係だけでも奥が深いことがわかると思います。実際、これでけではなく、もっと多くの理論を入れながら風水を作りこんでいきます。

風水って奥が深いんだなって理解いただけると助かります!

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